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帯ロゴ画像 少年時代〜そして初投稿編 帯ロゴ画像

●3歳の頃から絵を描くのが好きで毎日ノート一冊を落書きで埋めていました。
描いていたものは鉄腕アトム、鉄人28号など。
これらの放送日は大変で、見て気に入ったシーンを模写するのに燃えていました。

●幼稚園に通っている頃、誰に言われたか忘れてしまったが「漫画を描くのがうまいわね。漫画家になるの?」と聞かれ、漫画家が何をする人かも分からず「うん」と答えていました。今思うと、その時に刷り込まれた「漫画家になる」と言うイメージを追っかけてここまで来てしまったのかも知れません。しかしまだまだ夢なかば、もっとがんばらねば(^^;

●小学校4年生の時、初めて漫画らしいオリジナルのコマ漫画を描いてみた。忘れもしない4時限目の社会の授業の時だった。......先生ご免なさい(^^;
タイトルは「ブーパーマン」。オナラをしながら空を飛ぶ迷惑なヒーローのお話だった。友達に受けたかどうかは忘れてしまったが、何を気に入ったか6年生になるまでこのキャラクターは描き続けました。

●小学校6年生の時、初投稿をする。
若かったと言うか、子供だったと言うべきか、なんと投稿先はあの手塚賞だった。
当時手塚賞はまだ赤塚賞と分かれておらず、ギャグ漫画も受けつけていたのだ。
この投稿作を描くのにはそれなりに苦労した思い出が残っている。
まず、実際に漫画の原稿と言うものを見たことが無く、どんな紙を使って描いているのか検討がつかなかった。「ケント紙や模造紙を使って」と雑誌の投稿欄には書いてあるが、その紙がどんな紙か知らなかったのだ。
文房具屋のおばちゃんに「ケント紙をちょーらい」と言ったら、トレーシングペーパーを売ってくれたのだ。
しかし本物のケント紙を知らなかった私は「こ、これが漫画家も使っているケント紙かぁ〜」と感動に震えたが、鉛筆で下描きをし、ペンを入れる頃には早くも絶望感に襲われていた(^^;
こ、こんなに描きにくい紙に漫画を描くなんて俺にはできね〜〜っと、涙で頬を濡らしたのだった。

●どうも納得がいかなかった私は、自転車で目につく文房具店を片っ端から当たって見た。
そしてとうとう本物のケント紙に出会ったその時、妙に納得したものだった(^^;
次の難題はインクだった。浸けペンで描くのは知っていたがどんな黒インクで描いたら良いのか分からない。初めて使ったのは万年筆用のインクだった。
最初は好調にペンを進めていたが、日にちが経ったものを見て見るとなんとインクが赤っぽく変色しているではありませんか(^^; 紙の事もあったし、きっとこれはインクが違うのだと感じ、製図用のインクを手にいれてようやく投稿作に取りかかったのでした。
結果? そりゃ決まってるでしょ。世の中そんなに甘くないス…。

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